オーディエンスカラム可視性コントロールにより、Treasure Data管理者は、企業のセキュリティおよびプライバシー要件への準拠を保証する、ペアレントセグメントの特定の属性と行動に対して異なるレベルの可視性を割り当てることができます。この機能により、管理者は、個人識別情報(PII)データへのアクセスをブロックし、適切な可視性アクセスを設定することで、マーケターがPIIを閲覧できないようにしながら、同時にこれらの値の一部をセグメントやアクティベーションで使用できるようにします。たとえば、管理者は、ペアレントセグメントのメールなどのPII属性に、Audience Studio全体でユーザーが属性の値を閲覧できないようにする可視性タイプを設定できますが、メールキャンペーンでその値を使用し続けることは許可されます。他のケースでは、管理者は、ペアレントセグメントのPII属性に、ユーザーがその値を閲覧できず、属性を一切使用できないようにする可視性タイプを設定することもできます。
オーディエンスカラムとは、ペアレントセグメントの属性と行動を指します。カラムの可視性タイプは、ペアレントセグメントの各属性と行動に対して個別に設定できます。
これらのセキュリティ保護機能にアクセスするには、オーディエンスカラム可視性コントロール機能を有効にする必要があります。
データエンジニアとして、以下のことができます:
- セキュリティおよびプライバシー要件に準拠するために、特定の属性の可視性レベルを制限またはブロックするように指定する
- このデータを使用するマーケターによるPIIデータへのアクセスをブロックする
- 新しいチームやユーザーのオンボーディング時にセキュリティポリシーを簡単に管理する
オーディエンスマネージャーとして、以下のことができます:
新しいユーザー(マーケター)が業務を遂行できるように、Audience StudioでPIIへの適切なアクセス権を持って迅速にオンボーディングする
進行中のマーケティング活動を危険にさらす可能性のあるAudience StudioでのPIIデータへの不正アクセスを防止する
マーケターとして、以下のことができます:
- Audience Studioでペアレントセグメントにアクセスし、PIIデータに関する会社のセキュリティおよびプライバシー要件に準拠した方法でデータを使用する