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Real-Time 2.0における属性とJourneyのセットアップ

概要

このセクションでは、ユーザーインターフェース内で属性とJourneyがどのように定義、表示、管理されるかを紹介します。これらのアップデートにより、リアルタイムの動作とパーソナライゼーションロジックを設定する際の可視性、一貫性、安全性が向上します。このドキュメントでは、属性の可視性、バッチからリアルタイムへの同期、イベント定義、ロールバック処理に関する一般的な質問に対応しています。

UI間での属性の可視性

バッチ属性は、Real-Time設定に明示的にインポートされた後にのみReal-Time UIに表示されます。これにより、最も関連性が高く最新の属性のみが利用可能になり、すべてのバッチデータが圧倒的に表示されることを防ぎます。セットアップ中に選択された属性(Data Workbenchの「Add Attributes」タブ経由)のみが、Real-Time JourneyまたはPersonalization画面に表示されます。

期待される動作:

  • バッチ属性は、親セグメントが更新されたときに更新されます。

  • バッチテーブルに新しく追加された属性は、次回の同期後に利用可能になります。

  • リアルタイム属性は、セッション内の決定において常に優先されます。

設定のロールバックとエラー処理

Real-Time 2.0には、無効な設定を防ぐための保存時の検証チェックが含まれています。エラーが発生した場合、ユーザーは手動で最後に保存したバージョンに戻すことができます。属性またはJourney設定の自動ロールバックは現在サポートされていませんが、将来の機能強化では、設定ミスからの安全な回復を容易にするためのバージョニングが導入される予定です。

推奨事項

  • 本番環境にデプロイする前に、必ずステージング環境で設定変更をテストしてください。

  • 必要に応じてロールバックするために、CI/CD設定バックアップを活用してください。

  • APIエラーの場合、Real-Time APIは説明的なエラーメッセージ(4XX/5XXコード)を返します。

Real-Time UIでのバッチ属性の強化

Real-Time 2.0では、バッチ属性をReal-Time設定に直接インポートできるようになりました。インポートされると、これらの属性はパーソナライゼーションペイロードまたはトリガー条件で使用できます。バッチで親セグメントが更新されるたびに値が更新され、バッチとリアルタイムのデータセット間の一貫性が確保されます。

主な詳細:

  • バッチ属性はリアルタイムでは読み取り専用です。更新はバッチ更新サイクルから発生します。

  • リアルタイムペイロードには、バッチとリアルタイム(RT)の両方の属性を含めることができます(最大20個まで)。

  • バッチ属性のインポートは、非同期で更新されるため、データのレイテンシに影響しません。

イベント定義の強化

Real-Time 2.0のイベント定義は、より大きな柔軟性と複雑なロジックのサポートを提供します。イベント定義の数に厳密な制限はありませんが、フィルターの合計長は1000文字を超えることはできません。ユーザーはカウンター、リスト、または単一値の属性を定義し、Real-Time UIから直接設定できます。これらの定義は、トリガー、Journey、およびパーソナライゼーションロジックを駆動します。

主な改善点:

  • 柔軟な属性タイプ:単一、リスト、カウンター。

  • RT属性を履歴データで初期化するためのバッチバックフィルサポート。

  • RT属性として設定するための新しいイベントフィールドの自動検出。

  • Real-Time設定UI内での簡素化された管理。

注意事項と推奨事項

  • 高速(<100ms)な応答時間を維持するために、パーソナライゼーションに必要な属性のみをインポートしてください。

  • イベント定義が1000文字のフィルター制限内に収まるように検証してください。

  • 環境間で一貫した設定のためにCI/CDパイプラインを採用してください。

  • 将来のリリースには、設定のバージョニングとロールバックサポートが含まれる予定です。