# UTMトラッキングコード Engage Studioは、すべてのメールリンクに自動的にUTMパラメータを追加できるため、Google Analytics(GA4)などのダウンストリームツールでトラフィックとコンバージョンを元のキャンペーンに帰属させることができます。設定はキャンペーンごとに適用され、メール本文内のすべてのリンクに影響します。 * キャンペーン駆動のWebサイトトラフィックとコンバージョンを測定。 * GA4レポートとTreasure Dataでパフォーマンスを分析。 # 使用方法 ## 1. UTMトラッキングを有効化 1. Engage Studioで新しいキャンペーンを作成します。 2. **UTM Tracking**タブを開いてオプションを有効にします。 3. `utm_source`、`utm_campaign`などのUTMパラメータの値を入力します。 * 空のフィールドは最終URLから除外されます。 ![UTM tracking settings](/assets/screenshot_2025-07-12_at_12.31.55.119f63b4f5fbf7e94fb245bdc2579038bdb76f02ac9ae1585b9f9a4b41adb4ae.ad50cbca.png) ## 2. サポートされているUTMパラメータ | パラメータ | 説明 | デフォルト値 | 値の例 | 設定可能 | | --- | --- | --- | --- | --- | | `utm_id` | キャンペーンID | 自動割り当て | 0197f7f3-8d40-7a83-b93c-a47797c94ea0 | ❌ | | `utm_medium` | チャネル(例:email) | | | | | トラフィックがどのように到達しているか | `email` | email | ❌ | | | `utm_source_platform` | プラットフォーム | `treasuredata` | treasuredata | ❌ | | `utm_source` | トラフィックソース | `treasuredata` | `treasuredata` | ❌ | | `utm_campaign` | キャンペーン名 | | | | | トラフィックがなぜそこに行くのか。セグメント名、キャンペーン名を使用 | (空) | spring_sales | ✅ | | | `utm_marketing_tactic` | ターゲティング戦略 | (空) | remarketing | ✅ | 注:すべての値は40文字以下である必要があり、自動的にURIエンコードされます。 # リンク処理(内部ロジック) メッセージ送信時、Engage Studioは以下を行います。 * HTML内のすべての``タグを解析 * 特定のパラメータを**まだ含んでいない**リンクにUTMパラメータを追加 * `mailto:`または`#`で始まるリンクをスキップ # Google Analyticsとの統合 ## GA4で確認する方法 1. GA4の**Reports > Acquisition > Traffic Acquisition**に移動します。 2. Engageキャンペーンからのトラフィックを分析するには、以下のディメンションを使用します。 * Session campaign: `utm_campaign` * Source / Medium: `utm_source` / `utm_medium` * Campaign ID: `utm_id` 3. オプションで、**カスタムディメンション**を設定して`utm_source_platform`と`utm_marketing_tactic`を表示します。 * カスタムディメンション: GA4で`utm_source_platform`用のカスタムディメンションを作成。 1. **Admin > Custom definitions > Custom dimensions**に移動します。 2. **Create custom dimension**をクリックします。 3. スコープを**Event**に設定します。 4. **Event parameter**に`utm_source_platform`と入力します。 5. わかりやすい名前(例:**Source Platform Custom**)を付けます。 6. 保存します。 * カスタムディメンションがアクティブになると、`treasuredata`などの値がディメンションに入力され、デフォルトの`session_source_platform`グループとは独立して、レポートと探索で直接分析できます。 ## 手動UTM挿入(キャンペーンなし) **Engageキャンペーンを使用していない**場合(例:Activation経由でメールを送信)、UTMパラメータは**メールコンテンツに手動で埋め込む必要があります**。ユーザー属性またはメッセージコンテキストに基づいてトラッキングパラメータを動的に生成するには、Liquidテンプレート構文を使用できます。 ```text https://example.com/products?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=campaign_name&utm_id={{ campaign_id }}&utm_source_platform=treasuredata ``` # FAQ ### Q1. `utm_content`やLiquidテンプレートを使用できますか? → 現在はサポートされていません。Liquidテンプレートのサポートは将来のリリースで予定されています。 ### Q2. 各リンクに異なるUTM値を設定できますか? → いいえ。UTMパラメータはキャンペーン内のすべてのリンクに一律に適用されます。リンクごとに一意の値が必要な場合は、HTMLにハードコードしてください。 ### Q3. 既にUTMパラメータを含むリンクはどうなりますか? → システムは既存のパラメータを**上書きしません**。不足しているパラメータのみが追加されます。