# Google BigQueryでのLive Connect Zero Copy この機能はベータ版です。詳細については、カスタマーサクセス担当者にお問い合わせください。 Google BigQuery向けのLive Connect Zero-Copyにより、お客様はTreasure Data Customer Data Platform (CDP)を使用して、Extract、Transform、Load (ETL)プロセスを必要とせずにBigQuery上のデータにアクセスできます。このアプローチは、セキュリティを強化し、データ移動に関連するコストを削減します。Treasure Data環境から直接BigQueryに保存されているデータのシームレスな統合とクエリを可能にします。 BigQueryデータウェアハウスからのZero-Copyの実行は、Treasure Data BigQueryインテグレーションを活用してフェデレーテッドクエリを実行します。データフローは次のようになります: ![](/assets/bigquerydiagram.695deb0216493a61f6588ef9d8580b28351ed34ffda2b14e17f07adcafd22ca9.76f91e0b.png) ## フェデレーテッドクエリについて フェデレーテッドクエリにより、データエンジニアは認証情報を使用して外部データウェアハウスに接続し、データにアクセスしてクエリを実行できます。この機能により、迅速なデータ拡張が可能になり、データエンリッチメントプロセスの効率が向上します。フェデレーテッドクエリを使用することで、データエンジニアは現在のニーズに基づいて外部データと内部データを動的にクエリおよび結合でき、柔軟性が提供され、複雑なETLプロセスの必要性が軽減されます。このアプローチにより、リアルタイムのデータアクセス、データガバナンスとセキュリティの向上、およびデータ管理の簡素化も保証されます。 ## BigQueryでのフェデレーテッドクエリの実行 BigQueryでzero-copyを実装するための手順は、概略として以下の通りです: 1. TD Integration Hubで、BigQueryインテグレーションを使用して認証を作成します。 2. **新しいZero-Copy**ソースを作成し、JSONキーファイルを指定します。 3. TD Data Workbenchで、**新しいQuery**を作成します。クエリするテーブル名の前に、作成したばかりのzero-copyソースの名前を付けます。例えば、次のように設定されたbigquery_testという名前のZero-Copy (Federated Query)設定がある場合: ![](/assets/bigquerysource.bf1dc772e410f16592a25f597b071ecaeb3c7b2b4a3f01238bb619ace406d30e.76f91e0b.png) 次のように、testデータベースのtable1のクエリを指定できます: select * from bigquery_test.test_schema.table1 test_schemaはBigQueryのスキーマ名です。 1. クエリを実行した後、結果を処理して既存のオーディエンスプロファイルを更新または拡張します。 Treasure Dataがクエリ結果の処理を完了した後、クエリ結果は7日後に削除されます。ただし、INSERT INTOオプションを使用して、クエリ結果をTreasure Dataに保存できます。 ## 制限事項 BigQueryでのZero-Copyには、以下の制限があります: * カタログ名の長さは64文字を超えることはできません。 * カタログ名のプレフィックスはbigquery_で始まる必要があります。 * 同じアカウントに200を超える「Zero-Copy (Federated Query) Configs」を持つことはできません。 * フェデレーテッドクエリはTrinoでのみ利用可能です。 * クエリあたりの入力サイズ制限は10GBです。(Trinoプレビュークラスターでは利用できません。) * カタログ反映時間:最大5分(新しく作成されたzero-copyカタログまたはカタログの変更が反映されるまで最大5分かかります。) ## 関連項目 * [Google BigQuery Import Integration](https://docs.treasuredata.com/smart/project-integrations/google-bigquery-import-integration)