# Treasure DataとCookie Trackingについて

Browserプロバイダーは、ユーザーのcookieが行動追跡に使用されることからユーザーを保護する方法を検討しています。AppleはこれをIntelligent Tracking Prevention(ITP)と呼んでいます。FirefoxはEnhanced Tracking Protectionと呼んでいます。Googleも現在、cookie trackingを制限またはオプトアウトする方法を開発中です。

Treasure Dataでは、顧客に最適なパーソナライゼーション体験を提供するためにcookieがいかに重要であるかを理解しています。私たちはこの分野における技術の進化を継続的に監視し、お客様の組織のプライバシーとパーソナライゼーションの目標を合法的にサポートするオプションを探求するために協力します。

Appleは最近、Safariがcookieを管理および永続化する方法を変更しました。現在、7日間の非アクティブ期間後にcookieをクリアします。これは、デバイスに永続化されたcookieによって顧客を一意に識別することに依存している場合、Safariを使用する顧客を管理するロジックの一部を変更する必要があることを意味します。

iOS 12.2およびmacOS High SierraとMojave上のSafari 12.1のベータリリースには、ITPの更新バージョンが含まれています。この変更は2019年3月25日からロールアウトが開始されました。

これにより、追跡目的でサイト間でユーザーIDを確立する能力が低下します。

ITPでは:

* partitioned cookieは永続化されません
* client-side cookieは7日間のストレージに制限されます
* **document.cookie**を通じて作成されたcookieのみがこの変更の影響を受けます
* first-partyコンテキストとthird-party iframeの両方で作成されたcookieに影響します
* **server-side cookie**は影響を受けません
* Chrome、Firefoxまたは他のbrowserは影響を受けません


ドメインがITPによってcross siteドメインとして分類されると、ITPは24時間の非アクティブ期間後にcookieを自動的にパージします。[詳細情報](https://developer.apple.com/documentation/safari_release_notes/safari_12_1_release_notes)または[WebKit.org](https://webkit.org/blog/8613/intelligent-tracking-prevention-2-1/)をご覧ください。

**ITPはAudience Studioからのsegmentのデリバリーに影響しますか?**

* Third party cookieをactivateするsegmentは、ITPによる分類方法によって影響を受ける可能性があります。activationパートナーと協力して影響を評価することをお勧めします。


**ITP 2.1後にattributionはどのように変わりますか?**

* Safariブラウザに広告が表示される場合、タッチポイント間でユーザーインタラクションを収集する識別子がさらに断片化されるため、attributionはより困難になります。


**ITP 2.1とGDPRは顧客体験にどのように影響しますか?**

* First party cookieが永続化されなくなったため、ウェブサイトがプライバシー設定を保持できなくなり、より多くのオプトイン通知が表示されます。


**SubdomainのtrackingはITP 2.1の影響を受けますか?**

* First party cookieの実装によっては、サブドメイン間のtrackingは影響を受けないはずです。