# TD Agentのトラブルシューティング Treasure DataのTreasure Agent(td-agent)は、時々「Failed to upload to TreasureData: Import failed」というエラーが発生します。考えられる原因はいくつかあります: * アップロード中にネットワークが不安定になった。 * Treasure DataのAPIが予期しないネットワーク/ノードの状態により接続をシャットダウンした。 td-agentには、これらのケースに対する堅牢な再試行メカニズムがあるため、Treasure Dataへのデータインポートを継続します。数回の再試行後、ログに「retry succeeded」というメッセージが表示されるはずです。 同じエラーが続き、再試行制限を超えた場合は、ネットワーク以外の問題です。[support@treasure-data.com](mailto:support@treasure-data.com)までご連絡ください。 # データをインポートできない データをインポートできない一般的な理由は次のとおりです。 * ネットワークが稼働しており、外部ネットワークへのアクセスが許可されていることを確認してください。 * データに2e64より大きい数値が含まれている場合は、tdコマンド/td-agentを最新バージョンにアップグレードする必要があります。代わりにFluentdを使用している場合は、Fluent-plugin-tdをバージョン0.10.15以降にアップグレードしてください。 # td-agentのパフォーマンスが遅い td-agentの実行には、いくらかのエージェントオーバーヘッドが関連しています。リソース消費量は次のように概算されます: * 常駐メモリ(実際に使用されるRAM): 50MB * CPUランタイム: 平均ランタイムの2%未満 + ワークロード * ディスク: Linux 120MB + ファイルバッファ(設定可能) td-agentが遅いと思われる場合は、「[5 Tips to Optimize Fluentd Performance](https://blog.treasuredata.com/blog/2015/08/18/5-tips-to-optimize-fluentd-performance/)」をご覧ください。 # 詳細ログの有効化 問題が発生している場合は、`/etc/default/td-agent`に次の行を追加して詳細ログを有効にしてください。 ```conf DAEMON_ARGS=-vv ``` デーモンを再起動してください。これで、/var/log/td-agent.logでより詳細なログを確認できます。 # エンドポイント変更の警告 td-agentログに次のメッセージが表示される場合があります。 ```log tdlog plugin will change the API endpoint from api.us01.treasure-data.com to api.us01.treasuredata.com If you want to keep api.treasure-data.com, set 'endpoint api.treasure-data.com' in tdlog configuration ``` このメッセージは、[api.treasure-data.com](https://api.treasure-data.com)へのネットワークアクセスの制御を変更するユーザー向けです。APIエンドポイントに基づくアクセス制限を設定していない場合は、この警告を無視してください。