# Salesforce Marketing Cloud Import Integration V1 このデータコネクタを使用して、Salesforce Marketing Cloud Data SourceオブジェクトをTreasure Dataにインポートできます。また、次のような顧客に関する連絡先情報、キャンペーンデータ、およびメールイベントデータを収集できます: - 開封されたメール - クリックされたリンク - 転送またはバウンスされたメール - 調査データ - 登録解除リクエスト 次のようなインポートオプションがあります: - 個別のメールイベントタイプまたは複数のユーザーメールイベントタイプ - eventDateタイムスタンプに基づくEmail Eventオブジェクトの増分インポート 同じ接続を使用してSFMCデータをエクスポートできます。Salesforce Marketing Cloud ExactTarget Export Integrationを参照してください。 Salesforce Marketing Cloudデータをインポートするサンプルワークフローについては、[Treasure Boxes](https://github.com/treasure-data/treasure-boxes/tree/master/td_load/sfmc)をご覧ください。 # 前提条件 - Treasure Dataの基本知識 - Salesforce Marketing Cloudの基本知識 # 制限事項 この統合を使用してインポートされたデータは、ブール値が誤ってまたは一貫性なくインポートされるため、データの不整合の問題が発生することがあります。このデータ不整合の症状は、Salesforce Marketing CloudでTrueまたはFalseとして表示される値が、VARCHARまたはBIGINT値として文字列データタイプのfalseまたはBIGINTの0として保存されることです。 Treasure Dataでは、[Salesforce統合移行手順に従う](/ja/int/migrating-salesforce-integrations)ことをお勧めします。 # Salesforce Marketing Cloudでインストールパッケージを作成 **2019年8月1日**以降、Salesforce Marketing Cloudで**Legacy Package**を作成することはできないため、**Enhanced Package**を作成することを強くお勧めします。 ## Legacy Packageを作成 Salesforce Marketing Cloudアカウントにログオンします **Welcome Page**で、右上隅の名前を選択し、**Setup**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143027.5174041da2ba1262fecec3a342aa6bce3ceb41c6e042ee130fee39714531fa0d.6cca6697.png) 新しい画面の左側メニューで、**App** > **Installed Packages**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143035.41e0d4d8f1ea21af5f24301890ee9d563ca509df392a555eaf7cf2d15c3e2ee8.6cca6697.png) **Installed Packages**画面で、**New**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143046.b09a9daa4819094f902ecbf155fd53b1395b41246cc32fab0b3679eaed16ff47.6cca6697.png) **New Package Details**ポップアップで、**Name**と**Description**を入力します。**Create with enhanced functionality (recommended)**チェックボックスのチェックを外し（選択解除し）、**Save**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143110.21a4f99026cf4a84377caeac44d22b7948596e7085dd2185a583b1963bcbd21e.6cca6697.png) **Package Details**画面で、**Add Component**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143125.9056eea6e9f836acf964d84a39b39f0f73f38bd3e98e29bfd7c27ea1ebc0ef2c.6cca6697.png) **Add Component**ポップアップで、**API Integration**を選択し、**Next**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143136.d8110597e97cf88b3b22c5067e518313b664c943d36e320bae3e86b7efdd0361.6cca6697.png) **Add API Integration**画面で: - **CHANNELS**セクションまでスクロールし、**Email**の**Read**チェックボックスを選択します - **CONTACT**セクションまでスクロールし、**Audiences**と**List and Subscribers**の**Read**チェックボックスを選択します - **DATA**セクションまでスクロールし、**Data Extensions**の**Read and Write**チェックボックス、**Tracking Events**の**Read**を選択します - **HUB**セクションまでスクロールし、**Campaign**の**Read**チェックボックスを選択します ![](/assets/image-20191021-143146.ea856636f504485b1834fdcfd6325c277d1d3b7bfb3057264ffab0ffdf50388e.6cca6697.png) ![](/assets/image-20191021-143153.5ede65c100bc82b4ec6a9bcd9c8312f994ab63ce046adc712000b4acdfa386ee.6cca6697.png) ![](/assets/image-20191021-143159.61b344fa688a50d3b3de2eb12a540320d5ce88637cd563154b3ed83e35d5f98a.6cca6697.png) ![](/assets/image-20191021-143206.02630fe123bb6d8d149869821a6d5776714799f0fe6424af24257e9fa0788494.6cca6697.png) **Installed Packages**画面で、**Components**パネルまでスクロールし、**Client Id**と**Client Secret**をメモします。この情報を使用して、Treasure DataからSalesforce Marketing Cloudにデータを書き込みます。 ![](/assets/image-20191021-143214.84f65b490fa7fa74752feef42ad33362b59470970466231d2fc9428511b1b22d.6cca6697.png) ## Enhanced Functionality Packageの作成方法 Salesforce Marketing Cloudアカウントにログオンします。 **Welcome Page**で、右上隅の名前を選択し、**Setup**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143224.62577fde4ad9cd668977dd89e9961331d90de14ab22b4a578703b271db0fc7cc.6cca6697.png) 新しい画面の左側メニューで、**App** > **Installed Packages**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143237.4131d4caf822c7e03c802c62ef03fa714df6fa0a2f142a975cc992b831053fa4.6cca6697.png) **Installed Packages**画面で、**New**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143250.6846f4eec992528d69770c3f8ada141f0157169077f5d21fedaec4533c8100d4.6cca6697.png) **New Package Details**ポップアップで、**Name**と**Description**を入力し、**Create with enhanced functionality (recommended)**チェックボックスを選択します。**Save**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143301.054b962b05afe633a3f12a3ee89f47bb035c270d04401f1213c15cde749fbff9.6cca6697.png) **Add Component**ポップアップで、**API Integration**を選択し、**Next**を選択します。 Choose Your Integration Type画面で、Server-to-Serverを選択し、**Next**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143313.390c9d70ef21b4c42eb286abd2bcdd58a383571e30fde1f1bd3bccbfbf3edef5.6cca6697.png) ![](/assets/image-20191021-143326.0fba178d5e0227f878beeda41a8580f3e7213e0c0c6adb4e044bbb7e01383bf3.6cca6697.png) Set Server-to-Server Properties画面で: - **CHANNELS**セクションまでスクロールし、**Email**の**Read**チェックボックスを選択します - **CONTACT**セクションまでスクロールし、**Audiences**と**List and Subscribers**の**Read**チェックボックスを選択します - **DATA**セクションまでスクロールし、**Data Extensions**の**Read and Write**チェックボックス、**Tracking Events**の**Read**を選択します - **HUB**セクションまでスクロールし、**Campaign**の**Read**チェックボックスを選択します ![](/assets/image-20191021-143338.28cd4a8ef05485b695e6725234131d216aa5383ef1c85c5820d6a29d08f0a7a0.6cca6697.png) ![](/assets/image-20191021-143348.357e5cbb69046045e99b02dee4dd8e6967103e34146405bc6bcd4fb2a92c4b75.6cca6697.png) ![](/assets/image-20191021-143354.1f482fe60ddb0baba121886ec1c5771f65ec6a03f7551d809353ae07552fc1c1.6cca6697.png) ![](/assets/image-20191021-143400.c723fe6e07dee083be3620aa6e6488fe5698c8f6c3ab5e70ac04396c40d17d7b.6cca6697.png) **Installed Packages**画面で、**Components**パネルまでスクロールし、**Client Id**、**Client Secret**、および**Authentication Base URI**をメモします。この情報を使用して、Treasure DataからSalesforce Marketing Cloudにデータを書き込みます。 ![](/assets/image-20191021-143409.df5446402533546a4fb7feb70e376926bbf0d2d7f40549e50f6ebb742782b3ac.6cca6697.png) # TD Consoleを使用して接続を作成 TD Consoleを使用してデータコネクタを作成できます。 ## 新しい接続を作成 データ接続を設定する際、統合にアクセスするための認証を提供します。Treasure Dataでは、認証を設定してから、ソース情報を指定します。 **Integrations Hub** > **Catalog**に移動し、Salesforce Marketing Cloud Version 2を検索して選択します。 ![](/assets/screen-shot-2021-11-30-at-08.39.55.1c14880189b26500d01e5f17c73ee11c8cfcef06d49512e5b95029dce3fabd3a.6cca6697.png) ### Legacy Package統合を作成 **New Authentication**画面で、**Package Type**として**Legacy Package**を選択し、**Client Id**と**Client Secret**（SFMCでlegacy packageを作成した際に取得したもの）を入力します。**Tenant Authentication Base URL**は、SFMC Set Up UIのInstalled Package情報にある**Authentication Base URL**です（2022年9月以降、SFMCはテナント固有のURLを使用することを非推奨にするため、このセクションを入力する必要があります。詳細については、[Utilize SOAP tenant-specific endpoint](https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000356497&type=1)および[Utilize Rest tenant-specific endpoint](https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000356498&type=1)を参照してください） **Continue**を選択します。 ![](/assets/screen-shot-2021-11-30-at-08.42.13.22519d16514d5bebc0d50bde7d45ea6f80ab2f9f5c878947043301e5c5bd4a1c.6cca6697.png) この統合の**Name**を入力し、**Done**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143438.a3209495167dd05c79b1b6045fefe94660d4e1e2704721bf353c42b42862e12d.6cca6697.png) ### Enhanced Package統合を作成 **New Authentication**画面で、**Package Type**として**Enhanced Functionality Package**を選択し、**Client Id**、**Client Secret**、および**Authentication Base URI**（SFMCでenhanced packageを作成した際に取得したもの）を入力します。オプションで、**Account identifier or MID**を指定して複数のBUにアクセスできます（詳細はHow to get MIDを参照）。また、**Scope**を指定してトークンのスコープを制限できます（詳細は[API scopes](https://developer.salesforce.com/docs/atlas.en-us.mc-apis.meta/mc-apis/rest-permissions-and-scopes.htm)を参照**)**。**Continue**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143459.8a9dec9f1a09ebbed8c2d6026b59ac8dbe2e58b84db80cb585ea330fef72329d.6cca6697.png) この統合の**Name**を入力し、**Done**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143511.75979c784fcbd8db97c8212a7a3b1ae3f2f93950beb92d3c52edff4d221e1d07.6cca6697.png) ## 新しい転送を作成 接続を作成した後、自動的に**Sources**に移動します。作成した接続を探して、**New Transfer**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143520.62b4d4a4c1b3194ffe01dee2a43fcc755fec054b4f6361d9004dcf6673b44c8a.6cca6697.png) 次のダイアログが開きます。詳細を入力し、**Next**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143529.a933ee0e85d9e153b13caf20ceb466ae66f141f69f574f19f7f47aec5980e467.6cca6697.png) 次に、次のダイアログのようなデータのプレビューが表示されます。変更を加えるには、**Advanced Settings**を選択します。それ以外の場合は、**Next**を選択します。 ![](/assets/image-20191021-143539.53c9b99b42edb08e19207068cf9823b955577ea63074c428cbd29a7d409c6130.6cca6697.png) ここから、エラー時のスキップやレート制限などのオプションを変更したい場合は、**Advanced Settings**を選択します: ![](/assets/image-20191021-143553.359942a683dffe798c739e8e089efdfca69f679a529e06b0f791fcb08a0a4e30.6cca6697.png) データを転送するデータベースとテーブルを選択します: ![](/assets/image-20191021-143738.46695acbf95696698f3c4fdbd715e39ced4ba0934ed785cebee312a194b5a60b.6cca6697.png) 次のダイアログを使用してデータ転送のスケジュールを指定し、**Start Transfer**を選択します: ![](/assets/image-20191021-143749.b5563c71c5f954344925becc97e3f31d6a39647a0de89cdf30e999ff46a00e09.6cca6697.png) `My Input Transfers`タブの下に進行中の新しいデータ転送が表示され、対応するジョブがJobsセクションに表示されます。 ## 利用可能なターゲット | **Target** | **Description** | | --- | --- | | Campaign | メールキャンペーン | | Contact | 連絡先リスト | | Data Extensions | 柔軟なデータストレージのニーズを満たすデータ拡張 | | Email Events | メールマーケティング送信に関連するイベント | ターゲット`Contact`は、連絡先モデル属性が多すぎる場合に、複数のリクエストでデータを取り込むオプションを提供します。このオプションを選択する場合は、リクエストごとの属性数も入力します。このフィールドのデフォルト値は100です。 ![](/assets/image-20191021-144428.e9295d63fc6a81d0a77591b1a2ef0050ac2e1df084faead87bc2396744689632.6cca6697.png) 場合によっては、一部の属性に問題があるため、データが壊れることがあります。`Attribute set names will be ignored`オプションを使用して、問題のある属性をスキップできます。このオプションは、Salesforce Marketing CloudのAPIからエラーなしでデータを取り込むのに役立ちます。 ターゲット`Data Extensions`は、取り込みたいデータ拡張をフィルタリングするオプションと、共有データ拡張の取り込みを有効にする別のオプションを提供します。 ![](/assets/screen-shot-2021-11-30-at-08.49.07.b42fe6c6c7756c69ac3d1970dc0d8bc37a46bdc3cf79be80086a4237a521e0b5.6cca6697.png) ターゲット`Email Events`は、次のフィルタリングオプションを提供します: - メール名のマッチングパターン（完全一致または部分一致） - 取り込みたいメールイベントタイプ - 特定の日時範囲でイベントを取り込むための日付範囲を定義する2つのオプション ![](/assets/image-20191021-144454.001b03834da6f3e26c8b2268bb153ebf55e28e1c0cb76ffe5ca53ae4c12a35e5.6cca6697.png)